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今夜も酔いどれ映画感は「https://cinema-graffiti.com/」へ移転しました。

洋画中心の映画感想サイト。 島根の田舎者が運営する酔いどれ映画レビューブログです。 ハリウッドのA級映画からB級映画まで幅広くレビュー☆ アクション映画、ゾンビ映画、モンスター映画、ミステリー映画、パニック映画、 コメディ映画、恋愛映画などなどなんでもござれ。

エクスペンダブルズ3 ワールドミッション


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(2015/03/18)
シルベスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム 他

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★★★☆☆

最強の傭兵軍団"エクスペンダブルズ"を率いるバーニー(S・スタローン)に下された
CIAの作戦担当ドラマー(H・フォード)のミッション。それはかつて共にエクスペンダブルズを
結成した仲間であり、現在は悪に染まった組織の大物ストーンバンクス(M・ギブソン)の他区作戦だった…。
ニューヨーク、モスクワ、ブカレスト、メキシコ、アフリカ―。世界で繰り広げられる仇敵との攻防。
だがエクスペンダブルズの弱点を知り尽くした最強の敵・ストーンバンクスの力の前に、
決して若くないチームの仲間たちの身を案じたバーニーは、チームを解散し、若いメンバーと
新たにチームを組んで挑むのだが・・・。
解散を言い渡された男たちのとった行動とは?そして、CIAドラマーが隠し持つ驚愕の切り札とは?

カツ丼はやはりうまい。

味もしっかりしていてカロリーも脂質もたっぷり、腹にどんとくる食べ物故に
どうしても食べる時間帯や気分には左右されがち、しかし一度乾いた食欲を
満たそうとした時の存在感はやはり抜群。食べた後にはもうしばらくいいやと
思うものの不思議とまた食べたくなる。この映画もそんな感じ。

書こうと思えばネタなんていくつもあるけどそれも面倒になるくらいです。

毎度のこと、キャラクターは本当に秀逸。惜しくも今作には出てこない
メンツはいるものの、それでも超絶豪華メンバーであることは間違いないですし、
もうちょっと溜めてもいいんじゃないかというぐらいに全く出し惜しむことなく
濃ゆいキャラクターが画面を覆い尽くしてくれます。

のっけから自虐ネタや特有のアクションをぶっこんでくるスナイプス、
陽気な馬鹿だけど雰囲気と実力が抜群のバンデラス、動きが少ないけど
立ってるだけで十分なハリソン・フォード、重厚感ある悪役を演じたメル・ギブソン。
その他最強女性格闘家ロンダ・ラウジーをはじめとする新人たちも頑張っていました。

年寄りも多いとはいえアクションやガンアクション、爆発などはややB寄りながらも
ファンの心を十分に引きつける魅力がありました。まったくカッコつけずわかりやすい
骨太な迫力が満載ですね。

ジェット・リーについては残念でした。彼はまだリハビリ診療中?なのでその顔もむくみ、
アクションも全くなかったのですが、ああして登場してくれたことは嬉しいです。


話も面白いですが脚本なんてあってないようなもの。
あら探しや突っ込みどころを気にしていたら本当にもったいない映画なのでやめましょう。

あんなわかりやすい悪役も、あんな頭の悪いCIAも、隠密行動の意味が全くわかっていない
傭兵軍団もいません。だからこそこの作品に華があるというものです。


不満があるとしたら、あのキャラのこんなところがもっと見たかった!
あの役者同士でもっとこんな話をして欲しかった!というところでしょうか。

やっぱ楽しいのは役者さんそれぞれの私生活とかキャラを活かした演出が
各所に入っていたりしますからね~。そういったところはバッチリ増やして欲しいです。


物語も今後、新しい動きを見せてくれるのかもしれません。
となるとやはり気になるのは新たな登場人物でしょう。次は誰?

私としてはセガールやドウェイン・ジョンソン、はたまたジャッキー・チェンとか。。。
夢は広がるばかりです。






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アドレナリンRUSH


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(2014/11/05)
ブレッド・ダヴァーン、ボー・マーショフ 他

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★★★☆☆

ダニー・クルーガーは、己の力のみで成り上がった孤高のドラッグレーサー。
その実力でレーサー教育の名門“ファースト・レーン・レーシング・アカデミー(学校)"に入校
することになった彼は、アカデミーで世界中の才能ある若者たちと争うことになる。
アカデミーでの過酷なトレーニングとレース漬けの毎日は、若者たちの間に軋轢を生み、
やがて喧嘩代わりの公道カー・バトルへと発展する。
しかし、それは事故という悲惨な結果を招き、ダニーはアカデミーから指定されチームを
組んでいた大切なパートナーを失うことになる。パートナーを失いアカデミーから退学を
迫られた彼は、アカデミーに残る条件として、憎しみの残るかつてのライバルと、チームを組むことを強要される。
そんなある日、プロのレーシング・チームからかアカデミーへ、1流レースへの招待が届く。
アカデミーより名乗りをあげられるのは、トップの1チーム・2人のみ・・・ 今、壮絶な戦いが始まる!

FT86よりもセリカの映画。

最近ハマりぎみなBクラスのカーアクション映画ですね。
とはいえこの作品、そこそこに作りが良い。そして日本人向けの
カーアクション映画とも感じました。

と、いうのも主人公が夢を追いかけて入校するファースト・レーン・レーシング・
アカデミーというレーサーの学校は、おそらくTOYOTAがメーンスポンサーとなっている
設定で、教習用の車もオールトヨタ、っていうかセリカ。セリカ映画と言っても過言ではない。


にも関わらず冒頭とラストの大事なところではスバル。スバルなのであります。
なんでFT86ではなくBRZを採用したのかを問いただしたいところではありますが
日本車がこうして登場してくることには喜びを感じます。

物語としましては非常によくある青春ストーリーが展開されますが決して
濃い味ではなく、あまり記憶に残らない程度の薄味で展開されます。


入校してライバルたちとの差に愕然とする主人公。それをあざ笑う憎きライバル。
意地の張り合いが発展したレースの事故でパートナーを失ってしまった主人公。
そんな彼の新たなパートナーとして指名されたのはかつての因縁のあるライバルだった。
窮地に立たされる主人公を恋人が心配して応援に駆けつけるも素直に受け止めきれず喧嘩してしまう。

悲運のどん底の主人公は、奇しくも因縁のライバルとともに自らの進み方、そして
レースの勝ち方を再び見つめなおす。やがて強まる絆、互いの弱点を補いつつ
勝利へ向かい切磋琢磨二人が辿り着くゴールとは?

という感じで本当もう気持ちのいいぐらいあるある映画です。

ただ、こういうクサイの嫌いじゃないんですよね。
一番好きなのはライバルがだんだんと理解者・相棒として変わっていく様ですね。

翼と小次郎、カカロットとベジータ、アムロとシャア、花道と流川などなど、男心を
くすぐるのはやっぱりライバルの存在でしょうよ。どうよ。

最後の方はレースものなだけに駆け足になっちゃってますがまぁまぁ楽しめました。
迫力、ドラマ、キャラクター、どれも薄味ですが車好きの方はどうぞ。






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ストリートファイター 暗殺拳


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(2014/10/02)
伊川東吾、ジョーイ・アンサー 他

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★★★☆☆

古来の秘拳である暗殺拳の達人・剛拳の下で格闘術の修行に励むリュウとケン。
ふたりに「波動」の力を伝授しようと決意した剛拳は、かつての師・轟鉄の道場で彼らを鍛え始めるが…。

完全なるスト2世代の私どもですが、過去の度重なるゲーム実写化により
すでに期待はあらぬ方向へ向いてしまっております。
ヴァンダム主演のストリートファイター、キングオブファイターズ、鉄拳など、
どうしても本来の作品が持つ持ち味とは別のエンターテイメント…いや、コメディ
的な作りになってしまっていたのが原因でしょう。

今作も例に漏れず、最初からネタとしてレンタルしましたし、私の期待は
どうやって突っ込んでやろうか、どのへんで笑ってやろうか、ここだけでした。

しかし、実際に再生してみると…。

限られた予算の中で作られた世界観。

時代は物語から読み解くに限りなく現代社会に近い時代設定です。
場所の設定は日本は静岡の山奥、人里離れた場所で時代を超えた物語が
展開されています。

ストシリーズの歴史を紐解く流れ

リュウ、ケンを主なキャラにしつつ、彼らの師匠である剛拳とその弟豪気の
物語が濃厚に流れこみ、世代を超えた因縁が映しだされています。

キャラも一人ひとりいい感じ

DVDジャケットだけ見ると今までのパロディ作品と同じような感じですが、
一人ひとりがきちんとドラマを持っていますし、セリフなども丁寧。
見ていて自然と楽しむことが出来ました。ビジュアルには突っ込む要素も
ありますが、そこだけ見てたら損な作品と言えます。

格闘シーンと波動の奥義

ファンには嬉しい再現がたくさん詰まったアクションを見ることができます。
ファイティングポーズひとつとってもうなずけることが多いですね。
作品を代表する技、波動拳、昇竜拳についても無駄出しをせず、修行中で
ある彼らにとって、とても神秘的で特別な奥義として登場します。

ただ・・・今後は?

物語もずいぶんと語られ、豪鬼との因縁も出揃ったクライマックスでしたが
物語は静の場面を迎え、きっちりとしたラストまでは見せてくれません。

リュウ、ケンは道場を離れ、きっと修行の世界<ストリート>へ飛び出して行くのでしょう。
これまでごく限られたロケーションしか登場しないので、余計に今後の展開や
旅の流れが気になってしょうがないです。

せっかくの良い作りなのでできたら続いてほしいものです。

市場は狭いんでしょうけど…。






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ニード・フォー・スピード


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(2014/11/05)
アーロン・ポール、ドミニク・クーパー 他

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★★★☆☆

天才カー・エンジニアにして、比類なきドライビング・テクニックを持つトビーは、
親友を死に追いやり、無実の罪で自分を陥れたかつてのパートナー、ディーノに復讐を誓う。
ディーノを破滅させるためには、芸術的なまでにチューンアップされたスーパーカーたちが
超高速で公道を駆け抜ける禁断のストリート・レースで勝利するしかなかった。
勝つためには手段を選ばないライバルたち。そして、伝説的レーサーであるトビー逮捕に
執念を燃やす警察。 絶体絶命の状況下でゴールを目指すトビー。
その向こうで彼を待つのは、栄光か?それとも、破滅か?…

ザ・直線番長!日本車皆無!

さて、久々のレースものをちょいと見てみました。

ブガッティにマスタング、ランボルギーニにサリーンなどなど、僕なんかが一生
かかっても触れることができないようなスーパーマシンが数多く登場します。

冒頭、なんやかんやで金持ちのディーノともめる主人公トビーは、公道レースで
親友を失ってしまうんですね。この時死んでしまうピートという弟分はもう最初っから
死亡する匂いがプンプン、フラグもビンビンなのであります。

「なぜこんなことに!うそだ!」と嘆く主人公…。です、が。
実際のところ公道で何百馬力もある超絶マシンでべた踏みレースすればそりゃ死ぬだろう。

映画の中でも彼らに巻き込まれた事故車があふれていましたからね。
彼らじゃなくても周りが死んでいたかもしれないというレベル。

ということでこの事故の責任などなどすべておっ被せられたトビーは2年の
服役を得て出所。仮釈放中でありながらも無念を晴らすために公道レース
参加を目指します。うーん、実に懲りていない。

この時、自然と以前のチームが再結成されていくところは面白いですね。
その内の一人は企業に就職していたにもかかわらず、素敵な退社方法で
チームに戻っていきます。レース以外のシーンでは一番盛り上がったところ
かも知れませんね。


イモージェン・プーツ演じる可愛らしくも芯の強いヒロインジュリアを含め、
なかなかに素敵なキャラクターが揃っていました。
が、ずいぶんな活躍なのに背景がわからないキャラもいましたね。
悪役ディーノもなんかこう設定が少なくて悪さ加減が足りない、チームを
空からサポートする陽気な黒人も不思議なほどの活躍ですが多くを語られていません。

トビーの元恋人でありディーノの婚約者、なおかつ死んだピートの姉となる
アニーは、その類まれに恵まれたキャラ設定からは信じられないような活躍の
少なさでした。まさに飾りといったところ。


ま、結局のところ一台が億クラスのスーパーカーが公道を爆走し、
クラッシュや警察とのカーチェイスを繰り広げるところが見どころでしょうし
大した設定など必要ではないのでしょう。

だいたいがレース参加のために街中や警察車両をめっちゃめちゃにしたトビーが
ああいうラストシーンになるわけはないだろう。


最後に気になるのはあのスーパーカーたちがどこまで本物なのかなというところ。
多分シャシーは完全に別物で側だけのハリボテ…だよね~。

やっぱあれだ、日本車がたくさん出てきてドリってる映画のほうが好きですな。





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エージェント:ライアン


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(2014/08/06)
クリス・パイン、ケヴィン・コスナー 他

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★★★☆☆

ウォール街にある投資銀行のコンプライアンスと経済テロ阻止を目的としたCIA情報
分析班のアナリストという、二つの顔を持つジャック・ライアン(クリス・パイン)。ある日、
モスクワの投資会社チェレヴィン・グループの不審な動きをキャッチし、上官ハーパー
(ケヴィン・コスナー)にエージェントの現地派遣を要請する。しかし、彼から返ってきたのは
ライアン自身による調査命令だった。チェレヴィン・グループへの監査を装ってモスクワへと
飛んだライアンだが、そんな彼に同グループの警護員が襲い掛かってくる。

クリス・パイン(『スター・トレックシリーズ』、『Black & White/ブラック & ホワイト』など)
キーラ・ナイトレイ(『パイレーツ・オブ・カリビアン』、『ドミノ』など)
ケビン・コスナー(『ウォーターワールド』、『Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼』など)

いやぁ久々に見たエンタメスパイ映画。
冒頭20分で大学生から海兵隊、任務中の大怪我からの復帰を果たしてCIAという
コンボを叩き出すところはやはりライアンシリーズらしいところ。
それであっても頭脳の高さや身体能力、愛国心などが垣間見えるシーンがところ
どころに盛り込まれていてキャラ作りにも余念がない感じです。
これがトム・クランシーらしさなのでしょうか。

今作はアメリカ対ロシアの背景で行われるテロ行為の阻止というのが主題に
なってくるのですが、内容は壊滅的な経済危機を誘発するための為替操作や
国際企業の調査が行われる前半は至って地味。

痩せ過ぎのキーラ・ナイトレイ演じる恋人のウザさも感じつつ突入する中盤戦で
物語が大きく動き始めます。調査官的な立場だったライアンもだんだんとエージェント
として活躍していくようになりますし、持ち前の頭脳プレーを発揮します。

爆破テロと経済テロの双方が平行する今作ですが、解説っぽく状況の説明を
するシーンもある親切設計なのでついていけなくなることはないと思います。

ただ、そのお陰でケビン・コスナーの渋さや実力者っぽいムードが全然目立ってなく、
なんだかおまけ感が強いキャラクターでした。

いい意味でもありきたりでよくあるシーンが詰め込まれた作品でした。

・敵に到着される寸前にデータを抜き取るシーン
・恋人の拉致
・爆発まで数秒の爆弾を川へ落とすところ
・声だけ聞こえる大統領 


など、あるある満載の本作ですが本当久しぶりのエンタメ映画なので満足しました。

本当は今年も結構有名作品を見てはいるのですが、なかなかそれを
覚えておいて書いたりするのがちと大変。
自分で覚えておくためにも記事にしておきたいのにどんどん作品内容が
忘却の彼方へ。。。いかんですねぇ。




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ローンレンジャー


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(2014/01/15)
ジョニー・デップ、アーミー・ハマー 他

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★★★☆☆

少年時代のある忌まわしい事件のせいで、復讐に燃える戦士となった悪霊ハンターのトント。
彼は自らの悲願のために、不思議な白馬シルバーの導きと、自らの聖なる力によって瀕死の男、
検事のジョン・リードを甦らせる。

レンジャー部隊の英雄である兄ダンを何者かに殺されたジョンは、兄の敵を探すためにトントと
手を組むが、法に基づく正義の執行を求める彼と、復讐のために手段を選ばないトントとは、
全くかみ合わないチームだった。だが、愛する者に再び魔の手が迫る時、ジョンは白馬シルバーを
従え、マスクをつけた謎のヒーロー“ローン・レンジャー"として生きることを決意し、無敵の相棒
トントと共に巨悪に立ち向かう。果たして、最後に世界を救うのは―正義か?復讐か?

ジョニー・デップ
アーミー・ハマー
トム・ウィルキンソン
バリー・ペッパー
ヘレナ・ボナム=カーター
などなどが出演。

豪華なお弁当という感じですね。


原作のあるディズニー西部劇ですが150分という長尺。
ブラッカイマー作品とはいえ気軽に見れるのかなという心配がありました。

ですが、実際のところはライトなテンポで映像が進むのでそれほど長くは感じませんね。
ただ、本当にライトなテンポ。話が丁寧かといえばそうでもない、キャラクターに
感情移入ができるかといえばこれもそうではない。

もっと尺を短くできるかと言われればできそうな作品です。

トントの回想シーンしかり、活躍しそうで結局そうでもないキャラクターの
数といい削れるシーンはもう少しあったんじゃないかなと。


ただ、映像として楽しむ分には十分ですしジョニデファンにも受けそうな
作品かなと思いました。

西部劇的な世界観はさすが超大作だけあって作りこまれていましたね。
熱が伝わりそうなほど明るい映像なのに開拓時代を感じさせるなんて
お金の効果はすごいです。

とはいえ、本当の西部劇ファンにはどうかな~。
『カウボーイ & エイリアン』ほどぶっ飛んだ内容でもないですしきちんと
歴史ある人気の原作がある映画ですけどやっぱ西部劇というよりはちょっと
クスっと出来るアクション映画として楽しんだ方がいいかと思います。

では、何を楽しむか?

ところどころ挿入されるギャグシーンと敵役の残虐さのギャップは見ていて
面白かったですね。
ヘレナ・ボナム=カーターやバリー・ペッパーなど、もうちょっと活躍しそうで
でもやっぱそうでもない人たちの軽快な演技もGOOD。
ハンス・ジマーによる軽快かつ重厚な音楽と共に楽しむ列車アクションも良いです。

あとはやっぱり変人を演じるジョニー・デップですね。
アクションは辛い状況にある彼ですので、トント自身が動きまくるシーンは少ない
ものの、これを演じるにはジョニデしか思い浮かばないです。

一転真面目なスリラー作品となる「トランセンデンス」での活躍も楽しみです。




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007 スカイフォール


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(2013/08/02)
ダニエル・クレイグ、ハビエル・バルデム 他

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★★★☆☆

トルコ イスタンブール。MI6(英国情報局秘密情報部)のエージェント007ジェームズ・ボンドは、
各地で潜入捜査をしているNATOの諜報部員の情報が記録されているハードドライブを強奪した
敵を追跡し、その組織をあと少しのところまで追い詰める。しかし、あと一歩まで迫ったところで、
先に潜入していた同僚エージェント ロンソンが傷を負ってしまう。そんな中、上司のMは非情にも
敵の追跡を最優先にするよう指令を下す。後から駆け付けたアシスタントエージェント イヴと共に、
敵を追跡するボンドだったが……。

ダニエル・クレイグ(『カウボーイ & エイリアン』、『ディファイアンス』など)
ジュディ・デンチ(『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』、『J・エドガー』など)
ハビエル・バルデム(『ノーカントリー』、『コラテラル』など)
レイフ・ファインズ(『タイタンの逆襲』、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』など)
ナオミ・ハリス(『フェイク シティ ある男のルール』、『マイアミ・バイス』など)

あづい。

あっつ~~。夏だね。夏。
仕事もなんだか忙しいし。本当バテ気味だね。
こんな時はエアコンの効いたお部屋でただただごろりんちょしたいね。

さて、久々の007シリーズ最新作ですがこちらも暑かったです。

骨太でかなりシリアスなシリーズとなったダニエル007ですが、今作でも
かなりのシリアス加減を見せてくれます。
反面、ライトには楽しみにくい集中力のいる作品になりましたね。

冒頭の引き込み方はかなりいいです。
007シリーズって本当オープニングにパワーを使っていますよね。
音楽といいCGといい、あの独特の雰囲気・世界観には目を奪われます。


その後の展開ではちょっとこじんまりしているように感じた、というか
テーマを人間関係に絞った内容だったのである意味では期待はずれと
言えるかもしれません。

というのも、ちょっと前に観てしまったのがピアーズ・ブロスナン主演の
007シリーズだったというのもあり、全く別の世界観を想像してしまった
私が悪いのでしょうね。

スカイフォールなんてダイナミックなSF的サブタイトルがついてるしさぁ…。

とは言え、ハビエル・バルデムの怪演が観られたのは非常に嬉しい。
別にあの特殊メイクシーンがなかったとしても、キャラクターが持っている
怨念や設定があれば十分に人間離れしたキャラクターを見せてくれそうな
俳優さんですよね。

Mことジュディ・デンチの活躍が太かったのも今作の特徴でしょう。
ピアーズ時代からの貴重な演者さんですからねぇ。
彼女の後釜が誰になるのかというのも注目の一つでしたね。

全体的にアクションがコンパクトになっており、超ド派手というような
シーンは少ないですが、それでもやはり007シリーズ、様々な視覚効果で
映画を彩っています。
前半の軍艦島のシーンまでが相当華やかなので、展開が変わる後半は
こちらもテンポを合わせていくことが必要になってくるでしょう


かなり節目としての役割を感じる作品でもありました。
今シリーズの今後に期待です。





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96時間/リベンジ


96時間/リベンジ 2枚組ブルーレイ&DVD (初回生産限定) [Blu-ray]96時間/リベンジ 2枚組ブルーレイ&DVD (初回生産限定) [Blu-ray]
(2013/05/02)
リーアム・ニーソン、ファムケ・ヤンセン 他

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★★★☆☆

イスタンブールで就いていた警護の仕事を終え、元妻レノーアと娘のキムを同地に
呼び寄せた元CIA工作員ブライアン。バカンスを一緒に過ごし、家族の絆を取り戻そう
とするブライアンだったが、かつてキムを誘拐して彼に息子や部下たちを殺された犯罪
組織のボスによる復讐計画が動き出していた。ブライアンとレノーアは組織にとらわれ、
辛くも難を逃れたキムはイスタンブールの街をさまよい続ける。
そしてブライアンは、妻と娘の命を守ろうとするが……。

リーアム・ニーソン(『バトルシップ』、『タイタンの逆襲』など)
マギー・グレイス(『トワイライト/ブレイキング・ドーン Part1』、『ナイト&デイ』など)
ファムケ・ヤンセン(『96時間』、『X-メンシリーズ』など)
ラデ・シェルベッジア(『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』、『5デイズ』など)

十分な良作。欠点は前作が傑作すぎたことだけ。

いやぁ面白い。
展開のスピード感や主人公の強さが際立つ良いアクション映画です。
強い親父を再度見ることができて満足満足。

ただ一方、主人公の能力を際立たせるための犠牲として、敵が必要以上に
間抜けに映し出されるところは難点かもしれません。
超絶な判断能力と制圧能力のあるブライアンですが、なんといっても一応人間。
全身縛られてしまえばビームやジェット噴射が出るわけもなく、そうなれば
残酷な敵に対して無力になります。

しかし、この後に敵がしっかりと油断する。
前作でこてんぱんにやられたのにまだ油断しますかと。
なぜ居眠りしたり無意味な逃亡をしてしまうのかと。

といってもこれはしょうがない。

今回は単身の行動だけでなく、常に娘と元奥さんの二人を気遣って行動
しないといけない点もネックですね。
とはいえ、その際に発せられるブライアン特有の支持や状況把握能力は
笑ってしまうぐらいに際立っていました。

特に、自身が拉致されながらもなんとか娘と連絡をとったシーン。
自分のいる場所の把握のため、娘にお願いした数々の無茶は面白かった。

「ちょっとごめんけどその辺の町中に手榴弾なげてみて」
「屋根走って武器持ってきて」

これには覚悟を決めていた娘ちゃんも戸惑いを隠せませんね。

無免許の娘さんに銃撃戦付きカーチェイスの運転をさせるところも笑います。
容赦なくアクセルを求めるところは鬼ですね。

あとはなんといってもブライアン演じるリーアム・ニーソンさんが
年齢的にも厳しいシーンが沢山あります。
やっぱり敵がにぶい、もしくはちょっと無理矢理なカメラワークによって
素早く動いてる「感じ」にやらないと行けないんですよね。

このへん、あんまり迂闊な殺陣にしてしまうとセガール的な格闘アクションに
なってしまうでしょうし、もし続編があるとしたらこの辺りは大きな課題でしょう。


とはいえ、元々が技巧派な俳優さんですし醸し出す雰囲気も抜群なので
無理にアクションで使わなくても活躍できる脚本は沢山あると思います。
個人的にも大ファンな俳優さんですので他での活躍にも期待大です。

BD特典でもあるもう一つのエンディングについては、制作者が言うように
ブライアンの行動動機が曖昧になってしまうので公開版のエンディングで
良かったんじゃないかなと思います。

娘の彼氏に複雑な笑顔を浮かべながらの爽やかなラストですが、一家の今後は
安泰な将来となるのでしょうか。





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ジャッジ・ドレッド


ジャッジ・ドレッド [DVD]ジャッジ・ドレッド [DVD]
(2013/06/26)
カール・アーバン、オリヴィア・サールビー 他

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★★★☆☆

国家も政府も亡くなった荒廃した未来。唯一存在する都市メガシティ・ワンでは、
刑執行の権限を与えられた集団「ジャッジ」が正義と秩序を守っていた。ジャッジの
ナンバーワンとして知られるドレッドは、新人ジャッジのアンダーソンを連れ、
ギャング一味が支配する200階建ての高層ビルに乗り込む。ギャングのボス・ママは、
ビルの全住人にジャッジ抹殺命令を下し、ドレッドとアンダーソンは多勢に無勢の
壮絶な戦いへと突入し、絶体絶命の危機に陥る。

カール・アーバン(『プリースト』、『RED/レッド』など)
レナ・ヘディ(『300』、『ブラザーズ・グリム』など)
オリヴィア・サールビー(『ダーケスト・アワー』など)

スタローン主演の同名映画のリメイクですね。
スタローン版とは全く違った見せ方の映画です。
一瞬でも出てきてくれたらさらに盛り上がったんだけどなぁ。

っていうか全体的にはかなり面白い映画でした。
きっと個人的な趣味にハマったんだと思います。

荒廃しながらもハイテクが溢れた世界観というのも好きですし、
悪を容赦なく裁く『ジャッジ』という存在もいい。
全体の凶悪犯罪の検挙率が6%という恐ろしい世界観の中での暴力描写や
映像表現にこだわりを感じる作りになっています。
グロい映像にも大きなこだわりがありましたんので出血が苦手な人は
注意が必要です。


適性試験はギリギリ不合格ライン、しかし特殊なテレパシー能力を持つ
新人ジャッジ・アンダーソンの最終的な合否判断を任されたのは、冷淡だが
超優秀なジャッジ・ドレッド。
二人が任務で向かった巨大ビル・ピーチ・ツリーで検挙した犯人が、ある凶悪な
麻薬組織のメンバーだったからさぁ大変。
組織のボス・ママの策略でピーチツリーの内部に閉じ込められた窮地の二人が、
襲い来る無数の襲撃者と闘いながらサバイバルを行なっていきます。

まず主人公ドレッドの無双っぷりが半端ではなく、その攻撃能力たるや
ほれぼれするものがありました。ロボコップやパニッシャー的な感じでしょうかね。
常にヘルメット姿の彼の中身はカール・アーバンなんですが一切そのお顔を
拝見することはありません。


そしてオリヴィア・サールビー演じる新人ジャッジアンダーソン。
うーん、可愛い。役を演じていない時のオリヴィアさんはなんだか爬虫類ぽい
感じなんですがこの映画の中での彼女はとってもお気に入りです。

超能力者である彼女の特徴を生かした演出もきちんと用意されていますね。

クライマックスまでの主役二人の交流は非常に淡々としているんですが
着々と信頼関係を築いていきます。

そして敵のボス、レナ・ヘディ演じるママは超サディストで超クール。
元娼婦だった彼女は男の暴力により顔に傷を負うが男のアレを食いちぎる
ことで反撃、その勢いでか男のシマを奪い取りいつしか巨大な麻薬組織の
トップに…という設定。
確かにカリスマ性や恐ろしさにあふれた彼女だったのですが、最期まで
「あくまでただの人」だったのは残念ですね。


もう一つ彼女に花を持たせることで映画が盛り上がったのではないでしょうか。
実質援軍のジャッジが実は・・・ぐらいのところがクライマックスだったんでしょうね。

アクション映画としては全体的に非常に良質です。
スタローン版とは切り離してお楽しみいただきたいどすえ。






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リンカーン/秘密の書


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(2013/04/26)
ベンジャミン・ウォーカー、ドミニク・クーパー 他

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★★★☆☆

まだ少年だったリンカーンは母親をバンパイアに殺され、復讐を遂げるため
戦いの術を学びはじめる。やがて成長したリンカーンは、奴隷制度を隠れ蓑に
“食事”を手に入れるバンパイアと、それを利用して金儲けを企む政治家たちの
姿を目の当たりにし、昼は政治家として奴隷解放を訴え、夜は斧を手にしたハンター
としてバンパイアと戦うようになる。

ベンジャミン・ウォーカー(『父親たちの星条旗』など)
ドミニク・クーパー(『キャプテン・アメリカ』、『マリリン 7日間の恋』など)
アンソニー・マッキー(『L.A. ギャング ストーリー』、『リアル・スティール』など)
メアリー・エリザベス・ウィンステッド(『遊星からの物体X』、『ファイナル・デッドコースター』など)

とんでも時代劇。

うーん、すごいですね。かなり思い切ってます。
確かにリンカーンは斧が得意というお話でしたがまさかこういう
形で斧の達人にされてしまうとは。
しかし恐ろしいのはハリウッドですね。たとえ超偉大な歴史的大統領
であってもこうした使われ方をしてしまうんですから大したものです。


でも日本のゲームの中でも有名な戦国武将や剣豪が飛んだりビーム出したり
しますもんね。なのであくまでエンターテイメントとして楽しめればいいのです。
まさか外国の日本ファンでも『オーマイガッ!サムライはビームもダスデース!!』
とかなりませんからね。
なので決して我々も「ヤベェ、まじリンカーンぱねぇ!人民による政治ぱねぇ!」
となってはいけません。

同じく斧に逸話のあるワシントンもそのうち餌食になるかもしれませんね。

さて、内容ですが大方の予想通りかなりの粗さです。
歴史的なお話や背景を交えつつ、なおかつ登場人物についても中途半端に
史実に従った人々が登場してきます。
こういったところを楽しめるかどうかが大きな分かれ目になりそうです。

『そんなバカな!』と叫ぶことは簡単ですが、もともとヴァンパイアが
活躍するような映画に史実やリアリティを求めるのは大きなミステイク。
広い心で映像を楽しむことが大切です。

リンカーンが関わる最大の出来事南北戦争についても、なんと北部の
人間軍VS南部の吸血鬼軍みたいな感じで描かれていますからね。
この辺りはかなり局地的な映像なので全体がどうなのかはわかりにくいですが
これまで奴隷制度の「充実」によりなりを潜めていたヴァンパイア一族が
リンカーンの奴隷解放政治により明るみに出てきたという設定は面白いです。


まぁ見どころはやはりリンカーンや脇役がとんでもな身体能力で吸血鬼と
戦うところでしょうか。
もう序盤から『あー絶対この映画はスローモーション使うわぁ』と予想できる
のですが、がっつりスロー映像を駆使した戦闘シーンが繰り広げられます。


主人公はあくまで人間、っていうか大統領なので「ヴァン・ヘルシング」の
ような無双状態での戦いはないのですが、政治家という面での活躍を考えると
その活動範囲の広さは映像で映し出されるものの比ではないのでしょう。

映画では政治家になってからものの数十分で大統領になっちゃってましたからね。

ここが盛り上がりのポイントだ!というのは難しいですが暇つぶしも兼ね、
なおかつご本家『リンカーン』の観賞前の前菜として楽しむにはいいのでは
ないでしょうか。






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