Category | B級エイリアン・クリーチャー・ヴァンパイア映画
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★★☆☆☆
エリート傭兵部隊が、地下実験施設で遭遇した、想像を絶する「存在」!
クリーチャーSFアクション衝撃の問題作! !
地下の人体実験室から生まれた、地球外生命体と人類を結合させた「存在」と、エリート傭兵部隊との息詰まる闘い! !
想像の域を超えた「存在」の驚愕のビジュアル・ショック! 衝撃のラストシーンは、人類終焉の幕開けとなるのか?
エコエコアザラクウソウソあらすじ。
内戦に荒れる旧ソ連にて、地下の研究施設への潜入を命じられる傭兵チーム。
彼らは暗く怪しげな地下施設で謎の襲撃を受けながらも奥へと進み、とある実験
スペースへとたどり着きます。
そこで出会ったのはモノは二人。姿形は人間に近いが、その顔にはクモのように複数の眼球が
存在し、そのどれもが黒く輝いている。彼らは隕石に付着していたDNAと人間との混血児だった。
男女一人ずつ存在する彼らは外観とは違い知能は幼児並み。
進行中の実験は混血児による出産。しかし結果、女の混血児はその途中息絶えてしまう。
その後、残された男の混血児はそれまでに見せなかった凶暴性と残虐性、そして特殊な能力により
人間を襲い始めた。果たして傭兵チームは再び地上に出ることができるのか。
序盤はよい。
荒廃した旧ソ連というか紛争地の混沌とした雰囲気はとても良かったです。
ネッド・デネヒー演じる仲間の一人が、内戦地で敵の機嫌を取りながら暗躍する
様はとても雰囲気が出ていました。
傭兵チームの装備というか編成も良かったですし、調査を装って潜入した彼らを
疑い始める敵とのやりとりも緊迫感がありました。
その後の流れは多少の動きは見せつつも、SFスリラーのような静かな流れ。
大きく凶暴なモンスターと追いかけっこや銃撃戦を繰り返すような話ではありません。
ただ、ロケーションや役者の雰囲気はなかなかのものでした。
クリーチャーのデザインは完全に「不気味の谷」を狙った造形で、生理的に
来る不気味さはありつつも、その存在感は非常に物静か。
それよりも人間同士の裏切りや争いなどの展開が主なのでどうしても退屈してしまう映画と言えます。
クライマックス以降の展開についても特に盛り上がりは見せません。
大体の映画のクリーチャーが殺戮者、または捕食者として人間たちと対峙する
のに対し、この映画のクリーチャーはこの段階では人間に大した興味を示していません。
ただ、自分の知恵や力を試したり、邪魔なものとして排除したりしているだけなのでしょう。
この物語の最後に起こりうるのは恐怖なのか、孤独で哀愁的な物語なのかはわかりませんが
最初から最後までしっかり「雰囲気だけ」の映画でした。
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★★☆☆☆
ジブは1735年に誕生してから300年もの間、番人によって隔離され続け、
今も捕虜として“キーパーズ"に監視されながら生きている。
彼女は人と悪魔の性を持つ伝説として葬られたジャージー・デビルだった。
悪魔の姿を持った弟とはテレパシーで会話し、密かに逃亡の時を待ち続けていた。
姉弟として結ばれた絶大な力に危機感を抱いた“キーパーズ"は、18輪のハード
トラックでジブらをある聖域へ移送をすることに。
しかしそこには、ジブ誕生の秘密に関するある策略が隠されていた・・・。
とりあえず面白く無いです。
ジャケットはまぁまぁ派手で裏側もそれなりに引き込んでくれそうな
ことが書いてあるのですがまぁ退屈な展開。
その昔、人々に囲まれながら生まれた双子は異形の生き物でした。
その生き物は教団により隠匿、監禁、拷問されながら生きています。
年月がたち、双子の異形な力がより強大になったことに不安を抱いた
教団は彼らをトラックで移送させることにします。
双子の片割れであるヒロイン・ジブはテレパシー能力で弟、といっても
完全に人ではない姿をしたジャージー・デビルと共に脱出を企てますが
何故か肉親同士が殺しあうことに。
人、半悪魔、悪魔の三つ巴の戦いが始まる。果たして生き残るのは…?
モンスターものでありながらどうでもいいストーリーを持たせてしまうと
ずいぶんと退屈でダレ場のある映画になってしまいますね。
モンスターはというものの、人間に恐ろしい幻覚を見せることでじわじわと
敵の数を減らしていくというのが主になるため絵的には非常に地味。
簡単に騙され、自分を失っていく人間たちですが、よくこれまで双子の
管理を出来てきたなと不思議に思います。
たまに超パワーや超スピードを見せてくれます。
宗教色はさほど強くなく、皆それぞれ何が目的で何がしたいのかが
よくわかりません。
っていうかトラックも主たる舞台ではないので邦題もよくわからない。。
割と好きなトム・サイズモアさんも出ていますが彼はどんどん質の低い
映画に登場してきますね。
やっぱし生活が乱れちゃう俳優さんは崩れますなぁ。
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★★★★☆
夏休みに山奥へとバカンスへ出かけた大学生5人。古ぼけた山小屋の地下で見つけた
謎の日記を読んだ時、何者かが目覚め、一人、また一人と殺されていく。しかし、
その裏に若者たちが「定番のシナリオ通り」死んでいくよう、すべてをコントロール
している謎の組織があった。その組織の目的は? 若者たちの運命は―? その先には、
世界を揺るがす秘密が隠されていた…。
マイティ・ソー、スタートレックでお馴染みのクリス・ヘムズワースらが出演する
とんでも~~~なホラー作品。
冒頭、よくあるイケイケな大学生グループが集まり、いとこの別荘へのバカンスを
楽しむという設定から始まります。
これはもうよくあるというかよくありすぎる設定で、必要以上に馬鹿っぽい若者が
謎の殺人鬼やモンスターの犠牲になっていくという大体の予想を持たせてくれます。
あいつが最初か、それともこいつが最初なのか、最後に生き残るのは?全滅?
など、決まったストーリーの中での展開や設定を楽しむのが定石でしょう。
しかし、この作品はそうした見る側の意図も組み込んだユーモアであふれています。
ゾンビ映画好き、モンスター映画好きは何も調べずにただただ手にとって見てほしい。
以前に観賞した『モンスター・トーナメント』のように、誰かが
やっちゃうんじゃないかという夢の作品を、十分なキャストと技術で作って
くれた名作だと私は感じています。
~~~ 以下、ネタバレ警報 ~~~
今作の最大の特徴は、謎の観察者達を用意したところ。
観察者たちは今回の『主役』となる若者5人の動向を観察するだけではなく、
十分な恐怖演出の元に彼らの命を奪う演出者でもあるんですね。
ゾンビ一家、殺人鬼、モンスター、ゴーストなどなど、主役を死に導く素材を
主役の動向に合わせて登場させ、まるでひとつの作品のようにして命を奪う
ことを目的としています。
非常に冷酷な演出者のように聞こえますが、これがまたかなりユーモアのセンスが高い。
演出者たちは容姿も思考も普通の人間であり、大義の中で命を懸けて演出を行います。
かなり楽しみながら命を奪っているように見え、実は心の闇も抱えていそうな感じ。
この辺りのバランスも非常に趣があります。
しかもそうした精神世界的な面白さだけでなく、クライマックスでは映像的にも
かなり派手で面白い展開が待っているというからもうテンションは上がりまくり。
見終わったあとの爽快感も上々です。
疑問点や説明が足りない点はありながらも、軸となる設定が壮大なので
不思議と深く疑問が残るようなお話でもありません。
だってそうでしょう。国際的な管理期間が『神』の為に、ゾンビやモンスターを
使って生贄殺害の演出を行っており、失敗は人類の滅亡につながるなんてトンデモ
設定に誰が本気で突っ込むんでしょうか。
以下要望:
シガニー・ウィーバーの最期はぜひエイリアンとの対峙にして欲しかった。。
日本の取り上げ方が面白い。他の国のも見たかったなぁ。
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★★☆☆☆
原因不明のモンスターウイルスに支配されたニューヨークを舞台にしたSFパニック。
謎のウイルスによって人々が突然モンスターと化し、混乱は街中に広がっていく。
米軍は感染者をワーズ島に隔離するが、ウイルスを生物兵器に利用しようする者が現れ…。
寝癖だらけの狼男が言いました。
『おー、髪をとこう』
はい、ということで今回はワーウルフがいっぱい出てくるパニック作品です。
とある空港で何かに噛まれた腕の傷により具合の悪そうな女性が一人。
なんとその女性はトイレで気を失った後に狼男もとい狼女に変身します。
見た目は巨大な狼。理性は完全に失われ次々と人間を惨殺していきます。
が、しかーし。
致命傷を負ったはずの犠牲者たちは狼へと変身しさらに沢山の人を襲います。
狼なのにネズミ講方式に増えていくさなか、到着した米軍が鎮圧に成功し、
被害が街に広がることを防ぐことになりました。
というか、このオオカミたち、持続力がなく体力がなくなると人の姿で眠ってしまうのです。
パワフルな冒頭とは一転、ここからは今回の事件を軍事利用しようとする
一部軍部と、めんどくさいほどに優男な主人公とのゴタゴタで大きく時間が
削がれることに。
全編通して狼人間と米軍のドンパチを期待して借りると拍子抜けしてしまうでしょう。
人間ドラマも盛り上がるかと思えばそうでもなく、中身がなさそうで本当に
無いという残念なストーリーが展開されていました。
もっとこう、狼人間になってしまったヒロインのドナの葛藤や、ちゃんと
活躍する主人公を描いてくれればもっと深い話になったかもしれません。
他の狼人間もなんだか軽いストーリーしか見せてくれませんし悪役の軍人さんも
頭が悪すぎてなんともはや。
CGやその他演出についてはアメリカのテレビ映画らしいレベルで展開されます。
それでも以前の低予算作品に比べればずいぶん見やすくなりましたね。
っていうか主人公のドナ、アリアナ・リチャーズという女優さんなんですが
あのジュラシック・パークで大活躍した姉弟のおねえちゃん役じゃないですか。
本当もうあの当時のジュラシックパークはもうVHSがデロンデロンになるまで
飽きもせずに見たもんですよ。
同作のアリアナさんは利口で健康的な役柄で美少女だったのでとても好きな
キャラクターの一人でした。
なんていうか、その、時の流れというのは残酷なものですね。
今調べたら弟役のジョゼフ・マゼロもたくさんの有名作品に出ているようです。
ちゃんと育つ子役さんもいるんですねぇ~。
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★★☆☆☆
地獄と化した洞窟で何が起こったのか―?
父親の葬儀で墓に来たテッドとブラッドたちだが、墓の近くの地面が突然崩れ落ち、
地底の洞窟へと転落してしまう。するとそこには、人が滞在していた形跡があり、
洞窟の壁には、さらに奥を覗けるような小さな穴が開いていた。
絶えずその穴からは風が吹いてきており、テッドたちはハンマーやドリルでその穴を
拡大しようと試みる。やっと人ひとりが抜けられそうな大きさになった時、テッドたちは
その中にもぐりこんで行くが、突如、人間ではない“何か"の襲撃を受け、次々と命を奪われてゆく…。
これじゃないシリーズ。
全くもって本家ディセントとは関係のないパチもんです。
内容を期待して手にとったかたはずいぶんと肩透かしを食らってしまったでしょうね。
もしかしたら最後まで再生できなかった人も多いのではないでしょうか。
まず映像のクオリティが低い。
久々に見た低画質です。洞窟も他の映画に比べるととてもちゃちぃです。
その上演者さんもなんだか下手くそに見えます。
序盤からかなりシリアスにドラマ展開させているのにオカマの穴掘りさんが
登場するなど、不思議な緩急が用意されていました。
物語としては、たまたま兄弟が墓参りの時に見つけた穴に潜り込んだら不思議な
奥行きがあり、探究心からその奥へ進んでいくと何か怖いものが出てきそうっす。
という展開。
しかし物語のほとんどは兄弟の会話や喧嘩、そして絆を表すシーンだったりします。
なので映像的にはとても退屈で見るに耐えません。
後半は洞窟から何かが出てきて周辺の人間を襲う。という流れになるのですが
その何かが映し出されるのはラストあたりでちらっとしかないのでテンションが
あがりません。
最後は割りと急ぎ足でパパっと終わるんですがまったくもって余韻は残りません。
ところどころちびっとだけ面白い素材があったりするのですが私個人としては
非常に退屈で低クオリティな作品だと感じています。
★一つでもいいくらいの内容なので年末年始が暇な人でも手に取るのはおすすめしません。
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★★☆☆☆
ロンドン市街にて軍用貨物機が墜落し大破。輸送中の極秘兵器がぶち撒けられたことによって、
街は未曾有の混乱状態に陥る。時を同じくして、貸し倉庫【ストレージ24】を訪れていたカップル、
チャーリーとシェリー、そして友達のマークは、突如起こった停電により倉庫内に閉じ込められてしまう。
彼らは同じように閉じ込められてしまった人々と、何とか脱出を試みようと、迷路のような倉庫で
出口を求めてさまよい始めるが、事態は一向に好転しない。
すると突如、人間ではない“何か"の襲撃を受け、彼らは1人また1人と無残に命を奪われてゆく・・・
果たして、彼らは生きて【ストレージ24】から脱出することができるのか! ?
ん、ん~~~。
さてさて、今回は謎クリーチャーものです。
本当最後のオチの部分まで謎のままなのでイライラします。
っていうか全体的にかなりイライラさせられるムカムカ映画でした。
まず出だし、ロンドン市街に軍用の貨物機が墜落します。
しかし、この部分がその後クローズアップされることはありません、
物語の9割は完全にそのことを無視したストーリー展開となっており、
軍用機の墜落はオチまでの完全なるフリと言えます。
街が大騒ぎになり大混雑する中、ある車の中にいたのは主役二人。
別れた彼女への未練しか頭にないチャーリーとそれをたしなめるマーク。
二人は、チャーリーの元カノが整理中の貸し倉庫へと向かい合流します。
ここからは超絶な退屈タイムのはじまり。
貸し倉庫という取ってつけたような密室はかなり退屈なロケーション。
その上映し出される映像は人間同士の会話や痴話喧嘩ばかり。
モンスターさんは後半まで完全にナリを潜めたままとなります。
特に可愛くもない元カノに「あなたとの時間は非常に退屈で幸せを感じない」なんて
ひどい言われようのチャーリーさんですがそれでも「どぼちてどぼちて?」と未練MAX。
それを取り巻くキャラクターもグズばかりで本当に地獄でした。
時折キャラクターが狩られ始めるのですが誰とも分からない奴が狩られて
行くので物語がいまいち盛り上がりません。
銃で戦うでもなく、剣を掲げるでもなく、マッスルな肉弾戦もない非常に
地味な映像ばかりが映しだされていました。
注意:書くことが少ないのでネタバレします。
ま~本当驚くぐらいダラダラした展開がつづいたまま後半戦に突入します。
確かにモンスターもちょいちょい出始めますがそれよりもチャーリーの
親友だったはずのマークが実は彼女を寝取っていたというウンコみたいな
展開だけが目立ちはじめます。
この時、元彼女よりも美人なニッキーに心配され、おいおいフラグがたつんじゃ
ねーのかと思ったんですがチャーリーさんはブスカノとマークのことしか
考えられません。おいおいもうちょっと周りを見ようぜチャーリー。
じゃねーよ!悲しいけどこれ、モンスター映画なのよね!
その後てんやわんやで人数が減りつつも何とかモンスターを退け外へと脱出したご一行。
しかしその頭上、空を覆うほどの巨大な宇宙船が映しだされ、破壊の限りを尽くされた
ロンドンの空へと飛び立っていきます。
ちゅーことですでに地上は宇宙人に侵略されていたんだよ!な、なんだってー!?
というエンドなわけです。
映像や設備は丁寧ですがカメラワークやモンスターの造形は低レベル。
なにより脚本がウンコというダメ映画です。あんまりおすすめできないですねぇ。
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★★★☆☆
文明の崩壊した未来世界を舞台に、生き残った人類がモンスターたちと戦うSFアクション。
ウイルスによって理性を失くしモンスター化した人間に支配され、人類は原始時代の生活を
強いられていた。ある時、ケイレブはウイルスの特効薬の存在を知り…。
サム・クラフリン(『スノー・ホワイト』、『パイレーツオブカリビアン/生命の泉』など)
ショーン・ビーン(『白雪姫と鏡の女王』、『デス・レース2』など)
文明が滅んだあとの世界シリーズです。
冒頭、巨大で凶暴なビーバーみたいな毛むくじゃらを狩る人間たち。
彼らには文明といった文明が存在せず、槍や斧での狩りを行なっています。
大物収穫に湧くのつかの間、続いて現れる襲撃者たちを退けるのに必死に
なります。
襲撃者たちは"獣人"といった出で立ちで、高い身体能力と人間性を失った
凶暴性で人類に襲いかかって来ます。
彼らに襲われると襲われた人間も獣人化してしまうというゾンビ映画亜種系
の設定が見られますが、彼らはもっと凶悪な殺戮ミュータントであり、なんと
空気感染でも仲間になってしまうという始末。
このままでは部族は全滅する、というタイミングで主人公ケイレブが出会ったのは
ショーン・ビーン演ずるアマルという男、なんと獣化を防ぐ免疫を持っているとのこと。
しかも他の地には人類の生き残りがまだ存在し、そこに免疫力を持つための「粉」が
保管されているというのです。
で、粉探しの旅スタート。
この映画、それなりのスタッフが集まったのかそれなりに作りの良い世界観を見せてくれます。
CGやロケーションについてはなかなかの迫力を感じさせてくれました。
主人公らがたどり着いた先にかつて大都市だった廃墟群が存在したのですが、このあたりの
クオリティも安定感がありました。
ただ、ジャケットからしてここはもともと地球であり、主人公らは文明消失後の残存人類である
ことがバレバレになっていますので、もうちょっと設定をぼかしても良かったのかもしれませんね。
そうそう、猿の惑星的なね。
後半は黄色い粉をめぐっての争いになるのですがどうしても映像が地味になりすぎです。
ショーン・ビーンを始めとして俳優陣のビジュアルや演技は良いだけに少々残念です。
これがメインの映像だ!というのが欲しかったですね。
ウィルスにより瀕死の状態の人間に粉を吸わせるのは非常に苦しそうでした。
まぁ液体だと不便ですしもちろん錠剤なども無理な文明ですもんね。
粉吸って元気になるなんてなんだかいけないお薬にも見えちゃいます。
設定や世界観は壮大ですが、尺もそんなに長くないタイトな映画なので気軽に
SF世界を楽しむには良いのではないでしょうか。
個人的には…イケメン俳優やロード・オブ・ザ・リングスでも素晴らしい殺陣を
見せてくれたベテランのショーン・ビーンが獣人相手に大暴れする冒険ムービーが
見たかったと思っちゃいました。
![]() | セクター5[第5地区] [DVD] (2013/03/02) ケヴィン・ソーボ 商品詳細を見る |
★★☆☆☆
人類と吸血鬼が共存する近未来。ブカレストの吸血鬼居住区[第5地区]で、
残虐な殺人事件が発生。捜査を開始した刑事のデリックスは恐るべき事実を知る。
闇取引されている汚染血液により、突然変異した凶暴な新種の吸血鬼が誕生、
暴走していたのだ。デリックスは、吸血鬼ハンターのハーカー、ヴァンパイア一族の
ニコライとチームを結成。制御不能のモンスターを倒すため、[第5地区]の深部へと
潜入してゆく。生き残るのは人類か?吸血鬼か?それとも“第3の種”なのか?壮絶な
サバイバル・バトルが始まる!
ちょっと厳し目の採点。
吸血鬼モノです。
それにしてもあっちは吸血鬼好きだなぁ。
この先品自体そんなに新しいものではないのですがちょっと目を話すと
すぐに吸血鬼だのゾンビだの狼男だのの作品がリリースされますよね。
全く、そういう色モノのホラー映画ばかり作ってどうするってのよ。
日本にもそういう需要がいつまでもあると思ってんの?
あるよ。
当たり前だのクラッカーでしょ。
あのね、映画って圧倒的に娯楽なのよ娯楽。
Aクラスの映画を楽しむのももちろん賛成。でも作り手の腕前やこだわりを
単純に感じられるようなBクラスの作品も楽しいのよ。
駄作を手にとってしまったならまずは自分の選球眼の無さを選ぶべき。
と、随分と話が脱線したというか明らかに行数稼ぎの文章が並んで
しまいましたがこういう時はあれです。
書くことがない。
『プライミーバル』で準主役を演じていたアンドリュー・リー・ポッツが登場
したのは嬉しいですしその他の俳優さんもそれなりに上手。
メイクだって悪くないし総合的な映像としては十分な質感です。
しかし、いかんせん脚本が悪いのか非常に盛り上がりに欠けます。
キャラの使い方も悪く、行き当たりばったりの作風に疲労感が出ますね。
ヴァンパイアと人間の共存世界を描いた作品が多くなっている中、特別な色を
出そうとしてこけてしまい、挙句の果てに普通レベルの作品にもなれなかった
悲しい雰囲気を味わうことは出来ました。
最低とは言いませんがちょっと楽しみにくいです。
世界観を楽しみたい方や吸血鬼モノはコンプリートしたい!という方へは
おすすめしておきます。
![]() | モンスター・トーナメント 世界最強怪物決定戦 [DVD] (2013/01/09) デイヴ・フォーリー、ロバート・メイレット 他 商品詳細を見る |
★★☆☆☆
ヴァンパイアやオオカミ男、フランケンシュタインに魔女にミイラ男ら
異形の者たちの死闘を描いたサバイバル・アクション。かつては人々に恐れられて
いたものの、今では世界の片隅でひっそりと生きるしかない怪物たちが一堂に会し、
世界一の座を懸けて戦う様子を描き切る。『インモータルズ -神々の戦い-』などで
知られる元WWFのレスラー、ロバート・メイレットらが出演。世界各地から集まった
モンスターたちの仁義なき究極のデスマッチに息をのむ。
長い長い茶番。
ヴァンパイアや魔女、ミイラ男にフランケンシュタイン、狼男にゾンビ
などなど、有名なモンスター達が一同に集い格闘トーナメントを行う
という完全なイロモノ映画です。
なぜ期待してしまったのか。
そう、なぜ期待してしまったのだろうか。外から見えるその魅力的な
様相に惹かれ、心の躍動を覚えてしまった人たちも多いだろう。
大好きなモンスターがあれよあれよと登場し、なにやら小さなリング上で
互いの技を繰り出すデスマッチを行う。そりゃ楽しそうだよ。
しかし、蓋を開けてみれば非常に地味な内容。
選手の紹介や入場シーンなどにかなりのウェイトを割いてしまっているため、
派手なイメージとは裏腹になんだか退屈な時間が多くなっています。
リング周辺の古臭さ、陰気臭さ、侘しさというのも作品上の設定とはいえ
あまりに寂しすぎる。選手以外の登場人物も寒いギャグを飛ばすだけの要員だが
全体的にノリも古いのでただでさえ寒い部屋の温度が更に下がりそうな感じ。
重要なリング上での展開も非常に退屈。
個人的にはプロレスが好きなので、あれだけ十分に煽り上げたモンスターたちが
ブレーンバスターやフェイスクラッシャーなどの地味なプロレス技を繰り出す部分は
見ていてちょっと楽しくはなりますが全編そんな感じだとさすがに飽きます。
サイクロプスが目からビーム出すのはまぁまぁウケましたが彼以外に
そういうわかりやすい必殺技を持っているキャラが少ないので非常に残念。
個人的に最も驚いたのはケヴィン・ナッシュの登場ですね。
WWEの主要なレスラーだった彼、かのハルク・ホーガンとともにnWoを戦った
有名レスラーがこんなうんこみたいな映画に出てくるのは大きな驚きです。
フランケンシュタインとほぼ同じ体格というのも笑ってしまいます。
ケビン自体2メートルをゆうに超える巨漢ですからね~。
さて、モンスターの紹介VTRや各所に散りばめられた小ネタをいかに
楽しめるかどうかが重要な作品です。
B級映画ファンでもないのに見た目の面白さだけでレンタルした人は
ただ単に辛い時間を過ごしてしまうことでしょう。
B級映画大好きな私としても期待感の3分の1ぐらいの映画でした。
いつ盛り上がるんだろう…と思っていたら映画が終わっちゃう感じ。
まさに茶番。90分という長尺の茶番。だがそこがいい。
そんなベテランB級映画ファンに手にとって欲しい作品です。
![]() | ボニー&クライド vs. ヴァンパイア [DVD] (2012/08/03) ティファニー・シェピス、トレント・ハーガ 他 商品詳細を見る |
★★☆☆☆
極悪ギャングがヴァンパイアに出逢った時、そこは血の海と化す…!!!
凶悪な犯罪を重ね逃亡を続けるカップル、ボニーとクライド。
彼らが押し入った家に不幸にも泥棒が侵入。当然、泥棒を殺した二人だったが、
傷ついた昔の仲間を助けるためにやむなく近隣の民家へと助けを求める。
そこに住んでいたのは、覆面を被ったDr.ラブレスという怪しい博士と風変わりな妹、アナベル。
一風変わったこの家に転がり込む二人だったが、この家の地下室にはある怪物が住んでいて…。
遂に、その秘密を知ってしまった二人。史上最悪の戦いが幕を明ける!!!
うーん、なんだこりゃ。
さて、めでたくブログは復活しましたがその最新記事がこれ。うーん。
まぁDVDジャケットを観たことがある人はわかると思うんですが
この作品については期待するだけ無駄というものでした。
こういう手の作品は完全に「ドMなB級映画ファン向け」というもの。
「はぁはぁ、こ、この作品はどんだけ腐った映像を、み、見せてくれるのかな~!?」
と、かなり危ない道に足を踏み入れてしまっているユーザーさん向けです。
イエス!I am!WRRRRYYYYYY!
ボニー&クライドと言えばあの伝説の犯罪者カップルです。
凶悪な連続強盗殺人犯でありながら、不況や憂さをふっとばすかのような
活躍で警察を翻弄し、逃げに逃げ回った二人。
数々の作品で取り上げられてきた彼らが今度はヴァンパイアと戦うというわけ。
ははは、怪しい、そりゃ怪しいさ。
いつものごとく犯罪行為を行い、仲間の元へ潜伏しボニーとクライドは、
そこで新たに計画された強盗に見事に失敗。仲間が瀕死の重傷を負います。
仲間のために渋々ボニーが助けを求めた先は医者が妹と一緒に暮らしている
なんだか怪しい屋敷。
この医者、実はヴァンパイアを復活させようと日々頑張ってるんですね~。
マッドサイエンティストですね~~。
その妹はなんだか頭が弱い感じですがなかなかの美人っぷり。
非常にメルヘンで天然丸出しですがだんだんと兄への反抗心に目覚めます。
そして、程なくヴァンパイアは復活。
その上マッドサイエンティストが呼んだ来賓を皆ヴァンパイアにして
してしまいますWRRRYYYYY!
そんな場所に飛び込んでしまったボニーはあえなくヴァンパイアどもの
餌食になってしまうのでした。
もちろんここで終わりではなく、二転三転してくるのですが、
ま~つまらんことつまらんこと。
なんだろうね、設定とかキャラの配置はまぁまぁかもしれませんが
それぞれに深みがまったく無いのですごくうす~~~~っペラい作品に見えます。
なんのために有名人(ボニー&クライド)を使ったのかさっぱりわからない。
CGを使った演出なども良く言えばレトロ、悪く言えば非常に幼稚なもの
なので退屈しのぎに眺めているのも辛くなるかもしれません。
マッドサイエンティストの妹だけかな、なんだか不思議な雰囲気を出してたのは。
と、いうことでリハビリ程度のかる~~い感じで復活させてもらいました。
何人の方がまた観て下さったかわかりませんが…今後ともよろしくお願いします><
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プロフィール
Author:shimaneman
飲みながら映画を楽しむブログ★
レビューやハリウッド俳優のイラストで埋めていきたいです。
映画好きのアナタをお待ちしています☆
コメント・トラバ大歓迎。
通りすがりの映画好き様の為のブログでございます。
評価について:
★:これはひどい
★★:まだ救いようはある
★★★:普通に楽しめる
★★★★:好き、興奮する
★★★★★:神、観ながら悦
(注:B級は「B級としての」評価を行っています)
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