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ハート・ロッカー

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★★★★☆

原題である「THE HURT LOCKER」とは、死に近い場所、または棺桶などを意味すると言う。
その名の通り、戦地での「爆弾処理班」を中心とした息を飲む臨場感を味わえます。

冒頭からこの映画の中心となるであろうガイ・ピアーズが戦死するなど、
圧倒的な死への距離感を映画前半から後半までぐっと縮めさせてくれました。

戦地の兵隊の心に近づいて作られた「ジャーヘッド」に近い雰囲気を出しつつ、
いつ、誰が、何をしてくるのかが分からない戦争そのものの臨場感が
たっぷり描かれています。

ハート・ロッカー レビュー

無鉄砲な爆弾処理担当ジェームズ(ジェレミー・レナー)
勇敢かつ繊細なサンボーン(アンソニー・マッキー)
ちょっと弱気な特技兵エルドリッジ(ブライアン・ジェラティ)
やや地味とも言える俳優陣がメンバーが戦地の兵士たちのよりリアルな
表情を魅せてくれています。
傭兵として登場するレイフ・ファインズ、また登場時間は少ないものの
デヴィッド・モースらもいい味を出してくれていますね。

今作、「生と死の境界線」の真上で過ごす兵士達の心境を様々な演出で
映像として演出したハイレベルな映画です。
ラストシーン周辺の主人公の表情はまさにそれそのもの。
とてもよくできた映画だと思います。

ただ、第82回アカデミー賞では、相手が「アバター」だったからこそ
作品賞を含む6部門で受賞できた感も否めない。

大衆向け映画の超大作であったアバターとドキュメント性の強いハートロッカーは
作風も異なる上、両監督が元夫婦であるなど話題性も高く、日本のワイドショーでも
見所の一つとして放送されていましたね。

なんていうか大人の事情というか建前というか、色んなものが絡んでの受賞ではないか。
そういう気がするのです。

でも面白く高クオリティの映画であることは間違いないです、呼吸の仕方が
変わってしまうシーンが沢山ありますし、心境を描いたシーンでは多く胸に
来るものがありますね。

ぜひ観ていただきたい作品ですよ。

個人的に気になることといえば途中で登場するバレットM82、
あれってあの程度の威力なのかな~…?

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Comment
大人の事情かぁ
ハンパない臨場感はいいんだけど、
何度も見たいか?っていうと…??

私は『アバター』IMAXシアターの3Dで見たせいか、
美しすぎる世界に引き込まれました。

まるで宮崎駿の世界の実写を見てるみたいで…
また見に行きました(^_^)v
Re: 大人の事情かぁ
IMAX圏内にお住みですか!
う、うらやまーーー><

映画ってそれぞれに役割が異なりますもんね。。
やっぱ今後も実写作品のほうが強いのかな~。
こんばんは♪
コメントありがとうございました

主要人物が少ないからこそ、わかりやすく彼らのじりじりとした心情が
直接伝わってくる作品になっていましたね

軍医にカウンセリングしてもらっているエルドリッジ、
メンバーの良心ともいえるサンボーン、
無謀なジェイムズ。
彼らの孤独な心と戦地によって擦り切れた心が、
ひりひりとした空気のなか伝わってくるのがなんともたまらなく哀しい現実ですね
Re: こんばんは♪
>>makiさま

とても空気の伝わる映画でしたね^^

ラスト周辺で戦争とは離れた日常のシーンに覆いかぶさる
トラウマというか戦場で背負ってしまった『何か』が表現
されたシーンなども印象的ですなぁ。
こんにちは!
>「生と死の境界線」の真上で過ごす兵士達

ずばりな表現ですね。あんな場所で過ごしたら、どんな強靭な精神の持ち主でもおかしくなってしまいそうです。
自分の知ってる”日常”がこの世界の全てでは無い事をあらためて痛感しました。
それにしても、アバターの監督とこの監督が元夫婦とは知りませんでした。アカデミー賞は映画の中身より話題性なんですかね~。
Re: こんにちは!
>>宵乃さま

本当私たちの日常ではなかなか味わえない、というか
恐らく体感することはないであろう緊張感ですよね。

ある兵士の体験談で、『映画の中ではよく"戦場のほうがましだぜ"
なんてセリフが出てくるけどあそこ以上の地獄は無い』という
言葉があったのを思い出しました。

アカデミー賞は世界三大映画祭よりもメディアや業界側の意思、
『大人の事情』が入っているのかもしれませんね~^^w
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アクションというか戦争スリラーといってもいいような内容でした。 リアルな迫力があって、空気がぢりぢりとしてるので、観終わって本当に疲れました。ドンパチするだけが戦争ではないというのを改めて感じた作品でした。 人間が壊れてしまう。戦争中毒者となってしまっ...
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