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アウェイク

アウェイク Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)アウェイク Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)
(2011/09/07)
ヘイデン・クリステンセン、ジェシカ・アルバ 他

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★★★☆☆

父親から莫大な遺産を継いだ若き経営者・クレイトンは、心臓に難病を抱えていた。
彼は秘書のサムと交際をしていたが、それを母親には言い出せないでいた。
サムに結婚をせがまれたクレイトンは、二人だけの結婚式を挙げる。その夜、
友人の心臓専門医・ジャックから、彼の心臓に適合するドナーを見つけたという連絡が。
母の反対を押し切って手術を受けるクレイトンだが麻酔中も意識は覚醒したままだった。
そして、メスで体を切る激痛が彼を襲う…!

ヘイデン・クリステンセン(『リセット』、『ジャンパー』など)
ジェシカ・アルバ(『マチェーテ』、『噂のアゲメンに恋をした』など)
テレンス・ハワード(『アイアンマン』、『ブレイブ ワン』など)
レナ・オリン(『カサノバ』、『ナインスゲート』など)
などの俳優陣で贈るサスペンス映画。

本格サスペンスかとおもいきや幽体離脱映画でした。

主人公クレイはニューヨークの多くの企業、また、海外企業を動かす大企業の
御曹司であり現役の経営者でもあるイケメンという映画の中のキャラクター
なみに反則キャラだが心臓に難病を抱え、日々心臓移植の機会を伺っていた。

母親の秘書でもあり献身的な女性サムと婚約しつつも多くの葛藤から長期間結婚を
先延ばしにしていたクレイだが、ついに母親へ二人の交際を伝え、結婚式を執り行う。

めでたく結ばれた二人のもとへ更なる吉報が。
心臓移植のドナーが見つかり、すぐに心臓移植を行いたいというのだ。
早速病院へ向かい手術台へ向かうクレイ、麻酔が始まりオペが遂行される。
しかし、体の自由を失いながらも彼の意識と痛覚は覚醒していた…。

『あれ?手術始まったけど俺起きてね?やばくね?』
『ちょちょちょちょおおおおまおまおままてててイダダダダダダダダ!!』


意識がありつつメスでバックリ切開され肋骨を開かれるクレイ。
この辺はかなり恐いです。でもあんまり痛そうに見えないのはセリフのせい?

最初は意識覚醒している自分に気づいて欲しい一心のクレイですが、物語は
急展開を迎えていく…。

ジェシカちゃんがちょっとアレですが驚きも多く面白い内容でした。
主人公のママ役のレナ・オリンが良くて映画をぎゅっと締めてましたね。
ラストは読めるものの伏線の回収のしかたも楽しかったです。
尺も短いので気軽にサスペンスを味わいたい時にお勧めですよ。

~~ 予告動画の後にネタバレあり ~~



術中覚醒が最大のテーマと思いきや予想と違うサスペンス内容にちょっとビックリ。
まさか手術メンバーが医療事故に見せかけて主人公がを抹殺しようとしているとは…。
これに気付いた後、幽体離脱して自ら伏線の回収をしていく主人公の映像は面白いですね。
ただ意識のある人との接触はできない彼ですが多くの裏切りを目の当たりにする彼からは

『ブルータスお前もか!?』
なんて声が聞こえてきそうです。

命の灯火が映像の中の明るさへ反映されているのはちょっと綺麗でしたね。
クライマックスで母親の愛を実感するシーンも良かったです。

演技はアレですがキュートなジェシカちゃん。今回は『アレ』な役どころ
でしたが、NGシーン集では可愛らしい表情が見れるので彼女のファンはぜひこちらも。




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ブラック・スワン

ブラック・スワン 3枚組DVD&ブルーレイ&デジタルコピー(DVDケース)〔初回生産限定〕ブラック・スワン 3枚組DVD&ブルーレイ&デジタルコピー(DVDケース)〔初回生産限定〕
(2011/09/07)
ナタリー・ポートマン、ヴァンサン・カッセル 他

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★★★★☆

ニューヨーク・シティ・バレエ団のバレニーナ・ニナは、純真で繊細な“白鳥”と、
妖艶に王子を誘惑する“黒鳥”の二役を踊る「白鳥の湖」のプリマドンナに大抜擢される。
しかし優等生タイプのニナにとって“白鳥”はともかく、悪の分身である“黒鳥”に
変身することは大きな課題だ。初めての大役を担う重圧、なかなか黒鳥役をつかめない
焦燥感から、精神的に追い詰められていくニナ。さらにニナとは正反対で、“黒鳥”役に
ぴったりの官能的なバレリーナ・リリーが代役に立ったことで、役を奪われる恐怖にも襲われる。
ニナの精神バランスがますます崩壊する中、初日は刻々と近づいてくる…。

バレエロスリラー。

近作ではマイティ・ソーでも活躍のナタリー・ポートマン主演のスリラー。
まさに"主役"として文句のないパフォーマンスに圧巻ですね。

脇を固めるのは若手スターミラ・キュニス(『ザ・ウォーカー』、『マックスペイン』など)、
ベテラン仏俳優ヴァンサン・カッセル(『オーシャンズ13』、『ジェヴォーダンの獣』など)、
ハリウッド系プッツン女優ウィノナ・ライダー(『スター・トレック』、『若草物語』など)、
といった実力派メンバーが揃っています。
主人公の母親役のバーバラ・ハーシーさんも大変良かったです。怖いし。

変身するということ。

成長って意外にしやすいんですけど変身は難しい。
今まで身につけてきたものや感じるもの、価値観や視点を変える必要があるからです。
今作は、ある権威あるバレエ団のプリマとなった主人公ニナの変身をめぐる物語です。

母親からの『期待と嫉妬』を背負い、同年代の女性と比べ束縛気味の環境の中で
生活してきたニナは、女性として自立した性格や精神力が欠如した繊細な女性。
物語上では、持ち前の実直さと正確さから白鳥役は美しくこなせる彼女ですが。
大胆さと妖艶さが必要な黒鳥役に感覚が届かず苦悩の日々を送るんですね。

そんな中、女性としての魅力や官能的なダンスをこなせるリリーとの出会いが
更にニナを追い詰めていくことになります。
そりゃそうですよね、自分に持ってない物を沢山持ってるライバルが現れるんですから。

人付き合いも苦手、そして他のメンバーの魅力や経験を理解出来ないニナに
リリーのダンスを吸収し学べるはずもなく、ライバルへの焦りだけが募ります。

正直この辺は観ていてイライラします。その辺がナタリーの物凄いところ。
映像的にも焦りや緊張感、可能性と戦う恐怖が伝わってきます。

中盤では変身というより別の精神に"飲み込まれる"という表現が合っている気がします。
だんだんと精神がすり減り、不可思議な現象に襲われ支えのない彼女は更に不安定に。

"破壊"

結果から言えば、彼女は立ちはだかる壁を"破壊"し打ち破ることで"変身"します。
第三幕で見事な"黒鳥"を演じ多くの観衆を魅了し、自らも成長を感じ取るニナ。
そして彼女は物語のフィナーレである第四幕へ向かう準備に入ります。

この時のナタリー・ポートマンの表情がとんでもなくすごい。
押さえようのない悲しみか、これまで感じたことのない喜びなのか。

その後、物語はフィナーレを迎え、大歓声の中閉幕するスワンレイク。
コーチ、ライバルダンサー、観衆、母親、全てを乗り越えたニナの心境はいかに…。
映画のラストはいくつもの受け止め方がある良作だと思います。

しかしこういう『演者が演者を演じる』二階層の映画って面白いんですよね。
一作で二度おいしい気分になります。
ギャラクシー・クエスト』なんかは『演者が演者をする演者を演じる』(わかりにくいかな)
三階層映画なので本当楽しいですよ。

ナタリー・ポートマン自身も近年かなり勢力的な活動で女優としてのレベルも
グイングイン上がっておられるように思います。将来は確実に大女優でしょうね。
気軽に『カワイー♪』『キレー!セクスィー☆』とか言えなくなりそうです。




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コントロール

コントロール [DVD]コントロール [DVD]
(2005/07/29)
レイ・リオッタ、ウィレム・デフォー 他

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★★★☆☆

人間とは思えぬ凶暴性で、多くの犯罪を起こしてきた男、リー・レイ。
死刑執行室で最期の時を迎えたレイは、数時間後、背広姿の一団に囲まれて目を覚ます。
彼らのリーダー、神経薬理学者のコープランド博士は、ある新薬開発試験の被験者になれば、
レイに別の人生を与えようと取引を持ちかける。その薬“アナグレス”は、脳の気質を変化させ、
怒りや狂気を抑え込む効果があるという。やがて実験が始まり、レイの心の奥に眠る後悔や
自責の念が目覚め始めた。レイは本当に生まれ変わるのか、それとも脱走を目論む演技なのか…。

レイ・リオッタ(『正義のゆくえ』、『スモーキン・エース』など)
ウィレム・デフォー(『デイブレイカー』、『ダレン・シャン』など)
ミシェル・ロドリゲス(『アバター』、『ワイルド・スピード』など)
など、有名俳優が登場するサスペンス作品。

その他脇を固める俳優陣もベテランぞろいで見ごたえのある映画になっています。

凶暴で残忍な死刑囚リー・レイ。新薬“アナグレス”の被験者として生きるチャンスが
与えられた彼は投薬実験の為研究所での暮らしを始める。
脳の気質を変化させ、怒りや狂気を抑え込む効果がある“アナグレス”。
実験進む中、レイの精神の奥深くに眠っていた罪悪感や自己嫌悪が現れ始めた。

やがてその効果を認められ、実験の次段階として、社会での擬似生活を開始する。
投薬と監視生活を続けながらも、穏やかな心で仕事や生活を楽しむレイ。
しかし、自らが最も後悔している『一般人への発砲事件』の被害者への接触により
実験継続と彼の生活に危機が訪れる…。


落ち着くだけであんな真人間になるのか、という疑問は置いておきましょう。

『精神』、『心のなか』をテーマとした作品ではありますが、その内容はSF的な
ものではなく、精神安定剤をパワーアップしたような薬品の実験を中心に物語が
進んでいきます。

当初は『んな薬が俺に効くわけ無いでしょ(笑)』『あれ?効いてきたかも?』
という芸人リアクションで始まる実験ですが、どうしようもなく凶暴だったリーが
少しずつ心穏やかに、周りさえ気遣う真人間に変化していくところは面白いですね。

色んなシーンから、これは演技ではないというのが見ている側からはわかるのですが、
製薬会社の上役は常に彼を疑い、実験の中止も多々促してきます。
これには理由があるのですが物語の核心となる部分なので伏せておきましょう。

とっても真面目な作品ではあるのですが、リーやリーの職場、製薬会社、リーを
狙う暗殺者やリーに恨みを持つ者という多様な人間関係の入り混じりが、時に
コントっぽく見えてしまうこともあります。
必要なキャラだけ残して掘り込んでいった方がよりシリアスで深い作品になった
かもしれませんね。

Aクラスのサスペンス映画では有りませんが十分観れる内容だと思います。
ウィレムおじさんのファンならぜひ。




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完全なる報復

完全なる報復 Blu-ray Disc完全なる報復 Blu-ray Disc
(2011/07/06)
ジェラルド・バトラー、ジェイミー・フォックス 他

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★★★☆☆

クライドの妻子を惨殺した犯人が、検事ニックの独断による司法取引により極刑を免れる。
10年後、短い刑期を終えていた犯人が惨殺される。クライドは自分が殺したことを認め、
家族を貶めた司法制度の不備と整備を訴えた。そしてそれが出来なければ裁判に関わった者の
命はないと殺害を予告。これによりクライドは収監されるが、次々と暗殺は実行されていく。
ニックは、懸命に食い止めようとするが、共謀者の有無、独房からの凶行の謎さえ解けない。
その間にもクライドの正義の名の下に行われる復讐は続いていく。果たして結末は…。

このジェラルドさんはカッコウィーネ!

CoolもHotもRomanceもこなすジェラルド・バトラー。今作品では『Crazy』に挑戦。
復讐の鬼と化した主人公を演じ、犯人だけでなく司法そのものとの戦争を選んだ
主人公を、狂気の知性たっぷりに演じています。
そして相手役にはオスカー俳優ジェイミー・フォックス。これは期待大。

家族も『正義』すらも見失なった主人公は10年間もの間密かに大規模な復讐の時を伺い、
着実に、無慈悲に実行していきます。

特に妻と娘を殺害した主犯に対してはある罠によりテトロドトキシンを投与し廃工場へ拉致、
その後毒により意識や痛覚をそのままに身体を麻痺させられた主犯は様々な凶器でクライドに
惨殺されていく。簡単に死なないように処置され、じわじわと。

笑顔でボックスカッターを手にするクライド。
『これでお前のペニスを切り取ってやる』
おなおそろしや。

動けず恐怖を感じる犯人に対し、無機質な独り言を呟きながら殺害の準備を行う主人公。
この辺の主人公もかなりクレイジーですが問題はこの後。

過去の記録や状況証拠から身柄を確保されたクライドは、自らの事件にも明確な証拠が
無いことを逆手に取り様々な司法取引条件を打ち出します。
『新品のマット』『豪華な食事』など、一見検察側を挑発するような条件ですが、
この時すでに様々な復讐計画は実行され始めているんですね。

相手は10年前の裁判に関わった人間、そして司法制度そのもの。
後半に話が進むにつれて物語はどんどんスケールアップしていきます。

ハンニバル・レクターを始めとする知的なクレイジーキャラの面影を残していた前半
とはガラリと変わり、後半は主人公の執念と能力に驚く内容となって行くんですね。

例えば、実は国防省と一緒に他国のターゲットを暗殺する仕事をしていた主人公。
な、なんだってー!?

劇中も同業者が驚愕するほど超有能な暗殺技術を駆使したクライドにより造られた
携帯電話型のトラップ、自動車への爆弾、ミサイルやマシンガンを搭載した偵察ロボなど、
『どんだけー』な武器が続々登場します。

ただ面白いのがその間主人公クライドは常に収監されており身動きがとれないという点。
にもかかわらず着々と遂行される暗殺、検察側に広がる疑心暗鬼…。
『実はこいつ共犯なんじゃね?』と思わせる類のシーンが用意されていたのもよかったです。

個人的にはもっと不気味に、もっと静かに描いたら面白いんじゃないかなと思うテーマでした。
エドワード・ノートンあたりにハンニバル・レクター的な役をやらせて…ね?
そしてラストはこの映画とは逆の終わり方をして欲しいのです。




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ツーリスト

ツーリスト [Blu-ray]ツーリスト [Blu-ray]
(2011/07/27)
アンジェリーナ・ジョリー、ジョニー・デップ 他

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★★★☆☆

逃亡中の国際指名手配犯、アレキサンダー・ピアースの恋人、エリーズのもとに手紙が届く。
「8時22分、リヨン駅発の列車に乗り、僕の体型に似た男を捜せ」。指定されたヴェネチア行きの
便に乗ったエリーズは、ある男に声をかける。彼は米国人ツーリストのフランク・トゥーペロ。
戸惑うフランクをよそに、エリーズはヴェネチアの高級ホテルに誘う。そんな二人の様子は、
スコートランド・ヤードの刑事に見張られていた…。

魅力ある俳優を使ったが…。

超人気のジョニー・デップ(『パイレーツ・オブ・カリビアン』、『アリス・イン・ワンダーランド』など)、
そして相手役にはこれまた人気の女優アンジェリーナ・ジョリー(『ソルト』、『ウォンテッド』など)
を起用したサスペンス作品。

国際指名手配中の逃亡犯、アレキサンダー・ピアースの指示により行動する恋人エリーズは
彼の背格好に似たアメリカ人旅行者フランク・トゥーペロと行動を共にする不思議な女性。
戸惑いながらもエリーズの魅力に惹かれていくフランクだが、ピアースの"囮"として行動させ
られる彼は、ピアースを追うスコットランド・ヤード、そしてピアースが大金を盗んだロシア人組織
との関係に巻き込まれていきます。

うーんちょっと色々と説得力が欠けるのではないかなぁという印象ですね。
本来ならもっと驚かなきゃいけないような設定やクライマックスも『へーそーですかー』と
いうやや冷めた感情が湧いてきました。

ただ、全体的にガチガチに堅くした映画でも無いので『これはこれでよし』という感じ。
悪く言えば『穴』の多い映画ですが、カップルで気軽に楽しむには良いのかも知れませんね。
告知やPRがもっと緩いイメージの内容ならもうちょっと納得できたかな。

時折、クスっとさせるシーンが盛り込まれているのが楽しいですね。
イタリア人のちょっと抜けた感じのイメージばかり描いていたのは気にかかりますけど(笑)

『真面目な謎掛け映画』でもなく『スタイリッシュなオシャレ映画』でもない、
そんなかなりフワフワした映画なんですけどこれが狙いなら大したものです。

しかしまぁベニスのロケーションの良さと言ったらありませんね。
こんな街でドンパチはいけません。その点ではこの映画の緩さは許せますな。




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ラストキング・オブ・スコットランド

ラストキング・オブ・スコットランド [Blu-ray]ラストキング・オブ・スコットランド [Blu-ray]
(2010/12/03)
フォレスト・ウィテカー、ジェームズ・マカヴォイ 他

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★★★★☆

スコットランドの医学校を卒業したニコラスは、ウガンダの診療所で働く道を選んだ。
時は1971年。軍事クーデターでオボテ政権が倒れ、イディ・アミンが、新ウガンダ大統領の
座についた直後のことだ。軍隊のヒーローであるアミンは、国民の期待を一身に集める希望の星。
そんな彼が、診療所の近くで演説すると聞き、興味を抱いて出かけて行くニコラス。
アミンのカリスマ性に触れるニコラス。そんなニコラスとアミンの運命がひとつに交わる出来事が、
演説会の直後に起こった…。

  私 待つわ いつまでも待つわ
  たとえあなたが 振り向いてくれなくても


すぐにピンと来た方はきっと私より先輩の方々でしょう。

さて、そんな事は置いといてっと。
主役のフォレスト・ウィテカーが演じるのは『人食い』などの異名で知られるイディ・アミン。
1970年代に政権を掌握していたウガンダの伝説的な独裁者です。

一方、ジェームズ・マカヴォイ演じる駆け出しの医者ニコラスは、"自分探し"という名目で
ウガンダへと飛び、現地の町医者として働きはじめます。
基本的には彼を中心として物語が進行し、イディ・アミンのもつキャラクターへの接近も、
彼からの目線によって画面に映し出されることになります。

んまぁー!主人公ニコラスの思慮の浅さといったらもう!
まずウガンダを決めた理由、地球儀を回し目をつぶったままでどこかを指さすといった
所ジョージ氏のバラエティー番組を彷彿とさせる適当な決め方。
志が高いのか低いのか分からず、その上女たらし。現地の上司とも言える人物の嫁に
手を出そうとするとんでもない奴なのです。

しかし、その若さ溢れる無鉄砲な野心と行動力が『触れてはいけない領域』に触れた時から
数々の歯車がギシギシと音を立てて回り始めることに。

大きな体とユーモアのセンス、人々を魅了するカリスマ性を持つアミンですが、感情の起伏は
激しく情勢が安定しない国のトップでいることへの不安感や苛立ちが目立ち始めます。
そしてそれは時に過剰な行動の原因となり、後の独裁、排他的行動へと繋がっていきます。

まずいまずいと思いながらどんどん泥沼にハマるニコラスですが、序盤の彼の浅さやその後の
野心的で自惚れやすい性格のせいか、深くは同情せず一定の距離を置いて眺めることができました。
まぁ実際『お前わざとやってんのかよ』という泥沼っぷりですし。

『子供のまま大人になった』というアミンの狂気。
実際の彼の人生の一部分ではありますが、名優フォレスト・ウィテカーの演技と共に
堪能すれば良いのではないでしょうか。










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ストーン

ストーン Blu-ray & DVDセット(2枚組) [初回限定生産]ストーン Blu-ray & DVDセット(2枚組) [初回限定生産]
(2011/04/13)
ロバート・デ・ニーロ、エドワード・ノートン 他

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★★★☆☆

定年を迎える仮釈放管理官のジャックは、放火事件の受刑者、ストーンを
最後に担当することになる。ストーンはジャックの心象を良くするため、
妻のルセッタを使ってジャックを操ろうと画策する。その作戦が成功し、
ジャックがルセッタに夢中になる一方で、ストーン自身の内面に変化が起こり始める。

これは好みが分かれますね。
『ポイント45』以来という感じのミラさんのハイパービッチ演技が見れる作品。

パッケージの裏のあらすじや予告編から受けたクライムサスペンス風のイメージとは
ずいぶん違う内容の映画でしたね。

仮釈放管理官として長い年月、信仰と法を遵守し真面目に暮らしてきたジャックを
演じるのはロバート・デ・ニーロ。
ただし、その"潔白さ"が結構ギリギリの精神ラインで維持されているような設定が
冒頭の映像から伺えたような気がします。
この映像がなかった場合、彼の堕落へのスタートが異常なまでに早過ぎると感じて
しまったでしょうね。『ギリギリだったから割と簡単に落ちたのね』みたいな?

続きましてこちらも愛すべき俳優エドワード・ノートン。
暴力的だが狡猾な受刑囚という一面の一報、長期の刑務所生活により精神をすり減らし、
何かの救いを求めて葛藤する一面を持っています。

ストーンの妻ルセッタを演じたのはミラ・ジョボビッチさん。
昼は子供たちの先生、夜は大人の男性たちの先生して生計を立てています。
無邪気かつ危険な奔放さを持つ危ない女性を演じてます。おっぱいは残念。

あとキーマンはフランセス・コンロイ演じるジャックの奥さんマデリン。
彼女がもっともギリギリラインを維持してきたキャラクターであり、大きな
二面性を抑えて生活をしてきている女性です。

で、この辺のキャラ設定がそのまんまこの映画のストーリーになってきます。
大きな浮き沈みがあるわけでもなく、観終わったあとの爽快感もないです。
『善だったものが悪に、悪だったものが善に』というわかりやすい心情変化と
人が抱えるどうしようもない二面性の持つ危険さや狂気を描いた作品だと感じています。

深読みせず、上記四人の演技に見入っていればいいじゃないかなぁと。
もしかして感想適当!? ごめんなさい><(笑)




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閉ざされた森

閉ざされた森 コレクターズ・エディション [DVD]閉ざされた森 コレクターズ・エディション [DVD]
(2009/11/04)
ジョン・トラボルタ、サミュエル・L・ジャクソン 他

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★★★☆☆

米軍パナマ基地から訓練に出たレンジャー隊が、森の中で消息を絶った。
捜索ヘリが3名の姿を確認した時、彼らは味方同士で撃ちあっていた。
生存者は真相を語らず、元レンジャー隊員だったトム・ハーディを非公式に
呼び出し尋問に当たらせるが2人の証言は矛盾に満ち、交錯していく…。

いつも眠らない友達がダウンした映画です。

『英雄の条件』などで観られる時間軸を行き来する演出。
つまり「こうだったんじゃない?」「いや、こうなのかも?」というように
同じ時間帯をいくつものパターンで繰り返しながら真相を見つける作品なんですね。

僕はそう言うのが結構好きなのですが苦手な人の気持ちもよくわかります。

特にこの時期、すごくどんでん返し系の作品が流行ってたんですよね。
そのなかでもこの「閉ざされた森」はかなり分かりにくい作品と言えます。

登場人物の交錯が多く、予想されるパターンも多いため集中力が削がれます。
考える力が限界に達し、そして、眠りの森に落ちてしまうというわけ。

ラストは確かにどんでん返しなんですが、
『これだけ作品をひっかきまわしまくればラストの予想なんてできないだろう!』
とツッコミを入れたくなってしまいます。

『アイデンティティ』を初級とするならばこの作品は中級レベルです。
好きな人は楽しめますのでぜひ挑戦してみてね☆

あ、あとトラボル先生ファンは必見な。






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リクルート

リクルート(買っ得THE1800) [DVD]リクルート(買っ得THE1800) [DVD]
(2010/01/20)
アル・パチーノ、コリン・ファレル 他

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★★★★☆

ジェイムズはマサチューセッツ工科大学の中でも最も優秀な学生の1人。
卒業後はコンピューター業界での成功を約束されている。
しかし彼にはひとつだけ忘れることのできない過去があった。それは、
ペルーの墜落事故で消息を絶った父親のこと。その事故には余りにも不審な点が多く、
ジェイムズは今なおネット上で情報提供を求めていた。卒業を控えたある日、
ジェイムズはCIAの教官ウォルター・バークに出逢う。

設定や作品内の環境がイカしたサスペンス作品ですね。

全体的にどこに向かうか分からないモヤモヤを与えてくれるところが
とても魅力的なのですが『軽さ』が否めない映画。

アル・パチーノがやはり素晴らしく、そのキャラクターのあやふや感が
映画全体に霧をかけてくれていたような気がします。
この当時は結構どんでん返しモノが流行ってましたよね。

この映画のこれまたミステリアスな仕掛けの一つであるブリジット・モイナハン
もいい感じですね。もともとの顔立ちがミステリアスってのもいいです。

ブリジットさんは今超超超期待の『世界侵略: ロサンゼルス決戦』で
アーロン・エッカートと共演しています。

さてこの作品、冒頭で軽いという話をしましたが、尺的にも無駄に長い
グッド・シェパード』のような骨太CIAストーリーではなく、そのテンポと
トリッキーな展開を素直に楽しむことができると思います。

ただ個人的にはもっとこう、なんだろう、『重さ?』や『骨太加減?』が欲しかったかなぁ。
年明けの気付けとして観るにはいいかもですよ。




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インセプション

インセプション Blu-ray & DVDセット (初回限定生産)インセプション Blu-ray & DVDセット (初回限定生産)
(2010/12/07)
レオナルド・ディカプリオ、渡辺謙 他

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★★★★★★

コブは人の夢の中(潜在意識)に潜り込み、アイデアを盗み出すスペシャリストである。
世界を動かす大企業から見ても存在感のある彼だが、過去に最愛のものを失い、自身も
国際指名手配犯となっていた。そんな彼に、人生を取り戻すチャンスが訪れる。
そのミッションは、アイデアを盗むミッションではなく、他人の潜在意識に別の考えを
植え付けるミッション【インセプション】だった。

~ネタバレ注意報~
※あとだいぶ短くしたつもりですが長いかも。


20分でこの作品の凄さに驚愕し、40分で階層に落とされた。

すごいです、本当観て良かった。
予備知識も作らず、劇場にも行かず、ひっそりとBluray化を待った私。
各メディアでもかなり議論を呼んだようですが、かなりストレートに、シンプルに
楽しませていただきました。

階層分けされた精神世界での活動というSF哲学的要素でありながら不親切ではなく、
セリフや画面効果で説明してくれるのが嬉しいです。
潜在意識からの帰還方法【キック】、夢と現実を見分ける為のツール【トーテム】、
夢の提供者【ドリーマー】、夢の設計構築を行う【設計士】などなど、精神世界での
危機的テンポの中でもこう言った用語があるとないとではついて行きやすさが変わります。

そういった中心テーマから離れた視点からこの映画を観たとしても、その美麗な
世界観や"夢"の演出、特に創造・再構築される夢の映像や精神世界に発生する無重力
空間での活動はとても新鮮で印象的です。
入り込んだ相手の警戒心を【警備兵】という具象化された表現で写しているのも良いですね。
主人公の罪悪感を奥さん(モル)の姿で表現し、別の意識のように動かしているところが
切なくて切なくて。。

キャストも素晴らしいです。
特にアーサー役のジョゼフ・ゴードン=レヴィットは一見無機質に見えるが
ユーモアや熱さを持つ(その上意外とドジる)相棒を演じきっています。

今回「インセプション」の対象となる超大企業の御曹司ロバート役のキリアン・マーフィーも
以前から顔だけは好きでしたが今回の表情はどストライクでした。

「スペル」や「アバター」で活躍したディリープ・ラオは毎回同じような役柄ですね(笑)
日本が世界に誇るサムライ渡辺謙さんや映画界の至宝レオ様はもう言わずもがな。あえて書くまい。

ラストも私はストレートにハッピーエンドとして受け止めています。
もう一つの結末を想像させる謎掛けの要素として

【ラスト周辺でサイトーとコブのやり取りがカットになる】
【インセプション達成後の仲間とのやり取りが全くと言っていいほど無い】
【子供たちのイメージがこれまでの主人公のイメージと全く同じである】

などが挙げられますが、この映画自体にバッドエンドに招く必要は無いんじゃないかと思うのです。

【現実かと思っている所にモルが登場する】【キック演出が起こる】【知らない場所で目が覚める】
といった「あ~ぁやっちまったよ」的なラスト演出なら本気で凹んだでしょうね。

コブも自分のトーテムであるコマがどうなるかは見届けません。
彼に取ってはそれが何処であってもハッピーエンドだったのかもしれませんね。




インセプション Blu-ray & DVDセット プレミアムBOX (初回限定生産)インセプション Blu-ray & DVDセット プレミアムBOX (初回限定生産)
(2010/12/07)
レオナルド・ディカプリオ、渡辺謙 他

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Author:shimaneman
飲みながら映画を楽しむブログ★
レビューやハリウッド俳優のイラストで埋めていきたいです。
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★★★★★:神、観ながら悦
(注:B級は「B級としての」評価を行っています)

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